ゴキブリ上司

最近はブログに載せる用の記事を書いている隙がない。でもブログもたまには更新したい。だから記事書きました。

ゴキブリ上司

どうせ、Gにとり迎合の対象である課長に耳打ちでもされたのであろう、彼は私を飯に 誘ってきた。

彼は以前から私のことが嫌いであったであろうことが私には感じられた。私のことを避けていることもわかった。そんな彼が自分から進んで私を食事に誘うわけがないのだ。上からの命令には忠実に従う下劣なGの姿が容易に想像でき、私はあまりにも人間として薄っぺらいそのGの振る舞いを見、私は彼と接近することは絶対に嫌だ、なるべくなら仕事上でも関わりたくないとさえ思ってしまった。

私は社交辞令な文面のメールを送った。来週に行くことになってしまった。憂鬱である。私はGと飯など食いたくない。休憩時間という勤務時間以外の時間にお前と関わりになりたくない。

人間としてGのことを信用出来ない。彼はとても心が汚く、卑しい人間である。もし私の上司でなかったのなら、絶対に関わり合いにはならない人間だ。

彼の言動のすべてが気持ち悪い。生理的に受け付けない。こいつにも妻子がいるそうだが、こんな男のどこに惹かれる要素があるのか不思議でたまらない。もしあるとするならば、少しばかりの金を持っているということだけだろう。

お前の発する言葉の一つ一つが俺の癪に障る。ぶち殺してやろうか、と思ったこともある。

気持ちが悪すぎる。ここにいる人間、間違った歪んだ価値観の下でそれが正しいと思って疑わずに勤務しているこの人間。彼らが発する体臭は執務室の空気を淀ませ、私はとても息苦しく感じるに至る。

間違った空気だ。それは正しくない状態だ。

私は、なるべく彼らとは関わり合わずにいたい。必要最小限の仕事上のこと以外は話さない。業後の飲み会など絶対に行かない。気持ちが悪い。早く死ねばいいと思う。

一週間後がその日だった。私はその日が近づくに連れ、気が滅入ってきた。これほどまでに嫌なことはそうそう無いことだった。

いくらかような状態に対して強い嫌悪感と拒否感を抱き続けているとはいえ、ずっとそこにいれば自分の気づかぬうちに私自身が少しずつそのどす黒い煙幕に侵食されていき、その毎日の微小な変化の積み重ねの果てにはすっかり間違った状態に変わってしまった自分自身の姿の可能性を想像するに至り、私はとても怖くなった。また、私には彼が私の食器の中に私が気づかないように毒を盛るのではないか、という疑念も私の中にはあった。その毒は私の容姿をひどく損なわせるものであるかもしれないし、あるいは思考を鈍らせ、彼らの言うことを盲目的に鵜呑みにさせるものであるかもしれない、と私は想像するうちに絶対にその食事会には行くまいと固く決心したのだった。

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